2010年10月13日水曜日

インタラクティブな演劇!!!をみてきた

theatre delicatessenというインタラクティブな要素の高い演劇をみてきました。

チケットが7ポンドで入ると10個くらい部屋があって、その各部屋に入るには2ポンドだか3ポンドだか払わないといけないんだけど、入ると違った演劇がやっているというもの。
一個の部屋は10人くらいまでしか入れないので、役者との距離が非常に近い、というか観客が演劇に参加する場面も結構多かった!

私は3個芝居をみてきたんだけどどれも本当におもしろかった!
全部内容が全然違う話だったんだけれども、どれもドキドキしたり怖かったり、笑えるようなものばっかりで面白かった。役者の人も若い人達ばかりで、勢いがあって、何か刺激を与えてやろう!と思っている人達ばかりで、不器用ながらとにかく発表したい!というエネルギーがあってよかった。とにかく実験的なコンテンポラリーな芝居ばかり。
なんか手術室みたいなところから始まる話で、白衣を着せられたりするのとか、変な人形劇みたいなんとか、あとすごいボロボロなテレビ番組のセット?!みたいなんとかあった。どれもセットとかシチュエーションの作り方もおもしろすぎる、、!!
なんかシチュエーションとかまじ訳わかんないのとかいっぱいあったし、役者の役がどんどん変わっていってもうすごいとかいうのもあった。狭い空間の中で時空をどんどん超えて行く感じで不思議な感じだったわー。とにかく空間とか役者との距離が狭いし、シチュエーションの作り方がすごいから、もう刺激的ったらなんの。
なんか終わったあとも、何があったんだろうとぼーっとしてしまう程!!
ああいう体験したの久しぶりだなぁ〜。
結構大胆に構成されているので、全体の流れだとかストーリーがあまりに分散しててわかりづらい感じもあったけど、それよりも全部ぶちこんじゃって、とにかく刺激を出そうとしてる感じがよかった。なんとなく見世物小屋とかああいう感じに近い感じかな?まぁそれでもその下に深い哲学的な意味があることがなんとなく伝わってくるところも良い。そこはイギリスだからなぁ。何をテーマにしてるのかは強くつたわる。


友達とも話してたけど、やっぱり人間同士のインタラクションには勝てない!ほんっと、人間の力が一番だよ!人間をみるのってやっぱおもしろいなーと思った。
ああいう観客も混じる演劇とかってほんとその場でないと成り立たないもんなぁ。
だから私もダンスとかフィジカルなインタラクション興味あるのかもなー。
とっても興味深い分野だ。

私も舞台にちらほら立つ(カズコさんがらみので、テキトーに踊るだけなんだが 笑)し、よくコンテンポラリー演劇系手伝うからいろいろ実験的なパフォーマンスはみてきたけど、ほんとこういうのはピンキリ。でも今回のはみんな勢いがあってよかった!
行ってみればエディンバラのFringeで良さそうなやつが10個まとまってコンパクトに現れた!とかそんな感じかな?
一個一個のパフォーマンスは30〜40分程度なので、飽きなくてよい。
とにかく、今週の土曜日まで、7時半から〜なので、時間のある人はいってみてください。
ボンドストリートの駅から近く。GAPの裏を入ってReissのビルの裏の辺りにあります。

http://www.theatredelicatessen.co.uk/

テントロンドンの展示が終わりました&その後

テントデジタル@Tent Londonの展示が無事に終わりました。9月23−26までOld truman breweryでありました。
おかげさまでたくさんの方や友人に来て頂けて非常に良い機会になりました。
今回はOshibeとiBumの展示。
特にOshibeは初めてヨーロッパでのお披露目になったので、アテンションが高くてよかった。
人によっては会場の中で一番良かったと言ってくれた人もちらほら。そういってもらえると非常にうれしいです、、!テントは初めての出展だったんだけれども、すごい数の人、人、人!UK国外からのプレスやらビジネス、関係者の数も多かった。(特に他のヨーロッパの国々、フランス、イタリアなど多かったなぁ。でも案外西欧以外もたくさんいた。)ロンドンデザインウィークは流動ありますねぇ、侮れない!ロンドンのデザインシーンはまだまだ注目高い!良いことです。

今回はテントデジタルで発表できる権利を得られるコンペがあって、それに応募したら見事に通ったので、それで見せられることができたんだけれども、非常に良い機会で感謝しています。

実際見せてみて思ったのが、どうやらロンドンはインタラクティブデザインの分野、結構世界的に注目されているらしいと言う事。やはりRCAのデザインインタラクションやら、インタラクティブ広告の部門に勢いがあるためみたいだけど、特別注目されている事は知らなかったので嬉しい事。
いやーロンドンのインタラクティブ分野は、教育の現場からしてすごい力を入れられていて、興味を持っている学生も多いので、若い人がおもしろい発想でつくっていこうとしてる感じがいいのかもしれません。業界自体も、学校の現場も、若者もみんなで考えながらどうしていこうか模索してる感じがあるのがロンドンのこの業界が発展してきている理由なんだと思うわ。
うちの会社もよく産学協同プロジェクトみたいなんよくやってるしねぇ。イギリスはとにかく教育の現場が、どういう風に今の社会に適応していくのか政治的に考えられていてとても関心する。とくに今は時代の変化が大きい時なので。
日本で美大に居た頃はまだインタラクティブの分野が古いメディアの二の次みたいな感じになっていたのだけれども今は変わったのかしら?うーん、アシスタントをしてくれていたムサビの後輩の子曰くあんまそういう社会的な事情も分かっていなかった様子だったけれども、、??古いメディアから基本を学ぶ姿勢は大事だけれども、今のご時世の状況を教えて行くのはもっと重要よねぇ、ここまで多様化した社会なんだから。

新しい分野だからこそ、一部の人が独り占めして決めて行くのでなくて、みんなで話し合って作って行くというのがいいんだろうね。あと分野自体広すぎて、一つの分野ではまかないきれないという感じもあるし。とにかくこういう連携プレーは日本にない感じだと思うので、こういうサイクルが早く活発になればいいなぁ、と思います。


以下のプレスにOshibeが掲載されました。

Arch Magazine (Taiwan)
bobmagazine (Korea)
www.muuuz.com (France)

あと、展示次回の展示の話も二つ程いただきました。
一個は決まりで、kinetica art fairに出します。私も大好きなインタラクティブもしくはメディアアートばかりあつめたアートの展示会なのでこれは嬉しいです。キネティカは来年の二月。
もう一つ案件が来ていて90%出品が決まっているのですが、正式に決まり次第ご報告します。