2013年12月21日土曜日

本日ロンドンにある美術館V&Aでトーク/新しいプロジェクトを発表しました。

本日This happened Londonというインタラクティブデザインのトークショーに出ます。
Victoria & Albert Museumで6時半からです。
ロンドンにお住まいの方は、ぜひお越しください。ちなみに完全予約制なので下記の霖雨からブックしていってください。5ポンドは通常会場についてから返金される仕組みになっています。
http://www.thishappened.org/

あと、新しいワーク'魂のマスク'もアップロードしました。
シャイな人向けのマスクプロジェクトです。是非ご覧ください!

The Mask of Soul - Tomomi Sayuda from tomomisayuda on Vimeo.

あと、もう一つ、小さいプロジェクトなのですが,AR的な映像をアナログな手法で作ってみる、というビデオも公開しました。


Augumented Realitish Video -Test &Play- / Tomomi Sayuda from tomomisayuda on Vimeo.

それでは、よいクリスマスを!

左右田智美

2013年11月26日火曜日

Flowers galleryで展示とV&Aのトークセッションに出演します。

展示とトークのお知らせがあります。

2013年12月3日から2014年1月5日にかけてロンドンにあるFlowers Gallery、Kingsland Roadで行われるグループ展、'Small is beautiful XXXI'に参加します。
23 x 18 cm以内の作品のみが展示できるという展示会で、沢山のアーティストの作品が展示されるようです。
Flowers GalleryはEast Londonのギャラリームーブメントのさきがけとして7、80年代知られる老舗のコンテンポラリーアートのギャラリーで以前から展示してみたいと思っていた場所だったので、今回このような形で選んで頂けて非常に光栄です。

http://www.flowersgallery.com/exhibitions/flowers/

そして、2013年12月20日にはロンドンのVictoria&Albert Museumで三ヶ月に一度あるインタラクティブアートのトークシリーズ、This happened Londonに4組のゲストスピーカーの一人として登場します。こちらもインタラクティブデザインの界隈では有名なトークセッションなので、これから楽しみです。
ちなみにこのトークセッションは予約制になっていて、12月6日から予約ができます。
無料ですが、予約をしないと入れないので、興味のある方は6日に予約をお願いします!

http://www.thishappened.org/

ロンドンに在住の方は是非足を運んでみてください。

2013年9月16日月曜日

Love Trainプロジェクトの展示が始まりました。プロジェクトについて。


お久しぶりです。お元気でしょうか。ずっとブログを書いていなかったもので、もうちょっとこまめに書き綴ろうと思いました。
私自身はこの夏にネパール、インドに現地の学生やベンチャー企業とプロジェクトをしに4週間、そしてそのついでに3週間ネパール、インド、バングラディッシュに行っていました。
そして先週帰ってきたのですが、休みもつかの間、ロンドンデザインウィークの一環として、私の在籍しているRoyal College of Art, MA Design Products, Platform 17のコースワークから、台湾にある国立成功大学の工業デザイン科の学生たちとコラボレーションワークショップを行ったMind the Gapプロジェクトの展示に参加しています。
ちょうどロンドンデザインウィークの時期なので、その時期に合わせての展示になっています。
ちなみにこのMind the Gapのプロジェクトの課題のテーマは駅。台湾の台南駅、ロンドンにあるマリルボーン駅を中心に駅について何かを作る、という課題でした。
私は「Love Train」という日本の鉄道マニア事情からインスピレーションを受けて、鉄道見学ツアーを色々な国でやったらどういう反応が出るか、というリサーチ&ドキュメンタリー映像のプロジェクトをすることにしました。

日本に3月に帰国していた時から撮影し始めて、現地の学生達に手伝ってもらって台湾、そしてロンドンに帰ってきてまた撮影。また期間をおいて夏休みに、ちょうど他のプロジェクトの為にネパール行く移動を利用して、ストップオーバー地であったデリーで途中下車してそこでも現地の学生に協力してもらって撮影をしていました。

とにかくこのプロジェクトに関しては、今まで以上にリサーチやビデオが中心なのと、メッセージ性というよりも、それがそうだったという事実を伝える事が中心なので、展示までかなりそわそわしていたのですが、とりあえず反応は割と良い感じです。

このプロジェクトを見せてると、電車好きなのかと聞かれるのですが、嫌いと言ったら嘘になるけれども、実際はマニアではないです。電車に乗るのは好きだけど、電車の名前もよく知らないし、時刻表の事なんかもよくわからない。
私は電車という一般的には地味な乗り物に愛着を感じる人達が居る、という事に興味があったので、このプロジェクトを始めました。スポーツカーのマニアだったら割と格好がつくし、男の人は好きな人が多いけど、電車となるとどこか地味な印象があるのに、沢山の人が興味を持っている。そして物に愛着を持ち始めるという、日本のアニミズム信仰的な要素もあると思って、鉄道文化性にを調べてみたかったのです。
私自身は基本的に普通ではあまり焦点に当てない、見過ごしたいようなローカルなサブカルチャーを、いかにデザインの題材として消化できるかという事に興味があるので、鉄道文化というのは格好の題材でした。

日本は特に最近鉄道文化が非常にポピュラーになってきている様子だったので、では異常なまでのその鉄道を観る、という行為を他の国の人にもやってみたらどうなるのだろうと思って、鉄道見学ツアーを色んな国で、20代の若者を対象に4−5人のグループを各国で作って、同じようなロケーションを対象にして行い撮影しました。実際に撮影を行った国は日本、台湾、イギリスそしてインドです。

日本にはじまり、世界の鉄道文化について調べたり、実際に行ってみたりしたのですが、色々実際撮影をしたり、実際に鉄道好きな人に会ってみることで色々と細部が見えてきて面白かったです。
特に鉄道の写真をとるという事に関しては、日本以外では国によって駅で撮影する事自体に規制がある国もあり、日本のように皆で鉄道撮影大会ができる事自体稀なようで、鉄道というものが、ただ交通機関の役割としてあるだけでなく、政治的な役割や、安全面の情勢から監視されているのだと色々考えさせられました。
そして、日本はスーパートレインが日本国内中を駆け巡っているような国なので、鉄道に愛着を湧く人が出てくるのが多くなるのも当たり前だとも思いました。逆にいえば、どこの国でも最速の格好のいい電車が走っている訳ではないのだな、とも。となると、日本の豊かさの顕示になってしまって、あまり格差的なところを見せてしまうと難しくなるとの判断から、格差が見えるような電車の捉え方に焦点は当てないようにしました。日本側から観たドキュメンタリーとして面白おかしく撮るというよりも、参加してくれる他の諸国の人からみた側の視点ももちろん考慮したかったので、色々なセンシティブな話題も考えながら、誰が観てもおもしろく感じられるように編集する事を心がけました。

最終的に、実際に取材で、台湾とイギリスの鉄道マニアの人達に会ってきたのですが、日本の鉄道マニアと比べて非常に穏やかというか、非常に純粋な人達で、非常に素朴で平和な趣味、という感じでした。こんなプロジェクトをやっていてこの発言はどうかとも思うかもしれませんが、色々最近鉄道マニアの人のモラルのない事が話題になっていたけれども、やはり日本の鉄道マニアは個人主義的というか、行き過ぎてエクストリームな状況になっている事は否めないと思いました。(もちろん海外の鉄道マニアも異端的な人達ではあるし、世界中どこにでもあるものだとはと思ったけれども人口が少ないからか、割と穏やかな印象でした。)

展示自体は、私の先生にリサーチだけでなくて、そこから発展する何かプロダクトを作れと言われていたのですが、始めた題材が鉄道マニアだったし、かといって鉄道マニア文化を助長したいかと言われたら別にそういうメッセージでもなかったので、今回の展示に関してはあくまでもとりあえずこういう名目で、リサーチをしたという事に関する発表で押し切りました。
ただ、せっかくの展示の場所だし、ビデオだけの展示だと弱いんじゃないかと指摘されていた中で考えた末に、みうらじゅんのいやげ物の展示や、Martin Parr のつまらないポストカードという本の事をふと思い出して、ツアーの途中で買ったり、もらったりしたお土産を展示しようと思いつき、先生にも話したら割といい反応だったので、世界の鉄道のおみやげコーナー展示棚を作って、そこに私物のおみやげを展示しています。最初からコレクションをするためにおみやげを買っていたわけではないのですが、色々旅先で友人にもらったり、帰ってきた後に電車のカードや、おもしろいおみやげを見つけて買ってきたりしていたので、自然と集まってしましました。
これがある事で展示自体に細部ができ、実際に来てこの場所に観にくる価値ができたなぁと思えたのでよかったです。実際に展示に観にくる人からしたら、やっぱりその場に来て、観て、どんな事でも良いから興味を持ってもらえる、というのが一番の理想だと思うので。
デザインというのは客観的な視点から公平に作られるものだけど、私の今回の展示は特に、主観的にパーソナルな方向で展示をするものになっています。
11組展示者が居るのですが、その展示を見渡してみたら、私ともう一人の男の子がやった駅でお茶を皆に無償で配ってみる、というプロジェクト以外は駅に設置する、デジタル系のゲーム等、ガジェット系のプロジェクトが多く、個性を出すいうよりは直線的でスマートな感じのプロジェクトが多かったので(皆なかなか力作なのですが)、今回は無理に作らずにあるものを自分の観た焦点からそのまま出してみる、という方向で展示して良かったかもしれないなと思いました。

日本の駅にあるスタンプが好きなので、あれを体験できるようにLove Trainスタンプを二つ(大きさが違うのを作ってみた)つくって、展示のポストカードに押す場所を作ったのですが、あれが結構好評で、皆面白がって押してます。

ドキュメンタリーのプロジェクトで、自分一人でツアーをオーガナイズしたり、ロケの下見に行ったりを、色々な国で行ったので、文化の違い等もあったりして色々大変だったのですが、実際に色々な国の文化や人とつながるきっかけになったりして、今となっては非常に良い思い出です。
忙しい中、かなりニッチな題材のこのプロジェクトに協力してくれた日本、台湾、イギリス、そしてインドの友人達、そしてこのコラボレーションプロジェクトを与えてくれたRCAの先生、台湾のNCKUの先生、休み期間中、私がネパールに行っている間にも展示のオーガナイズにかなり動いてくれていた、RCAの友人に感謝しています。

展示の場所はRCAのBattersea Campus (1 Hester Road, London SW11 4AN), Dyson buildingの二階のFoyer 1(このかなりサブカルな話題のプロジェクトなのに、たいそうな場所で展示ができているので恐縮なのですが;)で、今日から23 日まで展示中です。
(10:00-17:30, 23日は13時までとのことです。)
ダイソンビルは光が四方から差し込むモダンなさい最新おしゃれビルで、非常に設備が良いです。一階では他のリサーチプロジェクトも発表されています。
 
ちなみにPrivate viewは明後日17日火曜日の夕方から(6時頃かと思われます。)なので、ロンドンにおられる方は是非お立ちよりください。

ちなみにこれがプロジェクトの最後のまとめとして編集したビデオ、そしてその他の写真達も載せておきます。


Love Train project - complete / Tomomi Sayuda from tomomisayuda on Vimeo.







2013年4月20日土曜日

NHK BS1 地球アゴラに出演した際のレポートです。

遅くなったのですが、2013年3月3日のNHK BS1の番組「地球アゴラ」に出演した際の模様をお伝えします。
ロンドン在住のデザイナーという事で、私の作品のお尻をスキャンする椅子、iBumの発表と、番組のレポーターとしてロンドンのデザインスタジオ、ABAKEに行って、ワークショップを受けてくるという内容でした。
司会の中野裕太さんにもiBumを試して頂きました。
NHKの担当の方にも色々お世話になって、とてもよい出演でした。
ありがとうございます。





Trinity vol.46号にインタビュー記事が掲載されました。


 先月発売の日本の女性誌、Trinityのvol.46号に東北ロンドンの内容を中心とした私のインタビュー記事が掲載されました。ありがとうございます。


2013年4月9日火曜日

Love train project in 東京


 台湾の台南にRCAと台湾の大学NCKUの交換プロジェクトの為に来ています!
日本の撮鉄文化についてのプロジェクトをやっていて、それの東京バージョンが完成したのでこちらにアップしました!撮鉄ツアーを興味のない人向けにやったらどうなるかのツアーです。
これの台湾バージョンを明日から敢行する予定です!その後ロンドンバージョンも作って文化比較をするプロジェクトです。


LOVE TRAIN projectは日本の鉄道撮影、見学文化を海外の違う国、数カ所で行ったら、どういう反応を現地の人々がするかを比較するプロジェクトです。
今はリサーチの段階として、東京のアクセスのしやすい撮り鉄スポットを中心に視察、そして実際に友人や家族をそこにつれていって、鉄道好きでいない人達が鉄道を観ることになるとどのように反応するかを記録しています。
通常は単交通機関でしかない電車という乗り物がどういう風にエンターテイメントして消化できるようになるのか、その狭間を異文化間で発見するプロジェクトです。
台湾の台南にてロンドンのRoyal College of Artと台南にある大学NCKUのコラボレーションプロジェクトとして行い、その後ロンドンでも調査と反応を見る予定です。

2013年2月26日火曜日

違う道で学校 10日目

今日発見したこと。
人間の習慣というのは体に組み込まれていて、なかなかその習慣を変えるのは労力がいるということ。







2013年2月25日月曜日

違う道で学校 8,9日目


写真を撮るのを忘れました!
ので、どのラインで通ったか手書きで書いてみることに、、!

iPhoneに集中しすぎも注意です! 


Westminster駅。SF的。

今日は歩いてSouth kensingtonから学校に行ってみることに。通常と違う道を通ってみました。


Natural History Museum
フェンスのデコレーションがオシャレ


大使館の多い通りを通って北上。
おしゃれなマンションを発見。




2013年2月24日日曜日

毎日新しい道で学校 7日目



色々と駅のサインは沢山撮ったので、道すがら気になったものがあったときに
写真をとってみることにしました。

工事現場の子供の公募の絵。日本でもこういうのありますね。

 I love trashと書かれたゴミ箱
 配線工の人が書いた印かと。やたら目立っていたのでぱちり。
 これまでこのワークショップで何を発見したか個人的なグラフを作ってみました。
新しい学校の行き方 -  60%
変な新しい路地裏 -  24%
持て余した時間を有効に使う術 - 38 %

2013年2月21日木曜日

3Dスキャンの結果。レンダリングをしてみた!


3Dスキャンを先週したデータがあがってきたので、レンダリングをしてみました。
非常に面白い!!!
これは色々使えそうです。



ちなみにこれがデータの様子。
口の部分だけ高解像度でスキャンしたので、口が真っ黒になっている。
データは石膏で型取りしたものと、自分の顔に直接やるものと両方試してみました。


 口のデータは非常に精密!!!!



 ちなみに先週の顔の石膏取りの様子 


石膏からのデータと顔からのデータの比較。
この下のデータが石膏。
顔用の3Dスキャンマシーンではなかったので、石膏型からとったほうがよく取れました。


実際の顔をスキャンした方のデータ。表面がちゃんとデータが取れていないところがある。


2013年2月20日水曜日

毎日違う道で学校へ 6日目







 某有名デパート前の口に間違えて出てしまった!
裏道を通って歩いて学校まで行く事に。

違う道を毎日通って学校にいく 4、5日目