2015年8月31日月曜日

ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドバ、ルーマニア周遊12日間の旅。準備 編。

ブログを書くのはかなり久しぶりなのですが、なかなか情報が少ないルートを使って旅行に来ているので、情報を残そうと思います。
2015 8/25ー9/5の12日間で
モスクワーミンスク(ベラルーシ)ーキエフ(ウクライナ)ーオデッサ(ウクライナ)ーキシナウ(モルドバ)ーブカレスト(ルーマニア) を回る旅行です。

<ビザ>
ロシアとベラルーシが必要。
私が住んでいるロンドンのビザセンターと大使館で事前申請。

-ロシアのビザの取得注意点
ツーリストビザを取る場合、インビテーションバウチャーが必要。インビテーションバウチャーは、各種ネット上にある旅行代理店で取得。1300円くらいで空バウチャー発行。これをプリントアウトして申し込み用紙を持っていく。
ビザの申し込み用紙の記入はオンラインで行う。私は記入に間違いがあり、ビザセンターで記入しなおし(その場にあるコンピューターで再登録できたが、5ポンドチャージされたw セコい。)たので、確認してから持っていくべし。
バウチャー、申し込み用紙、写真が揃ったら申請準備。代理店等通して(100ポンドくらいとか?)もできるが、結局ビザセンターに立会って指紋認証しないといけないらしいので、自分でビザセンターの営業時間内に行くのがオススメ。ロンドンの場合、8:30くらいから空いていた。申請料は70ポンド程度だった。一回立ちあえば、ピックアップは郵送も選べるとか。私は郵送はちょっと怖いので、職場から遠くなかったこともあり、取りにいきました。
場所はバービカンとエンジェルの間にある。
私が行った時は非常に空いてた。インドビザセンターと同じ系列会社が運営してるらしく、場所もお互い近く、申し込みの形式も似てる。
5日営業日に届くとの事で行ったらちゃんと出来ていた。受け取りの時間が1時間くらいしかないので、時間があわない場合、郵送でもありかと。

-ベラルーシビザ
ウェブからダウンロードした申し込み用紙に記入。写真とトランジットビザの場合、出入国の電車や空路のチケットが必要。
これを知らずに私は、二度大使館に出向することに。。
トランジットビザの場合、48時間しかいられないので、その予定に見合った便の電車や航空券等を買う必要がある。
私はロンドンに支店のあるロシアの旅行会社から購入。ネット決済して、旅行会社にメール申請すると、その実際の券が手元になくても購入証明書のPDFを発行してくれる。私はこれをプリントアウトして持っていった。
夜10時7分発、朝6時18分着の寝台列車でモスクワーミンスクの二等車が60ポンド(11000円程度?)
13:50-01:30のミンスクーキエフの三等車が35ポンド(6000円程度?)。
最初、陸路でしかトランジットビザは取得できないと聞いていたので、これらのチケットを購入した。ただ、受け取りの際に聞いたら、どの手段でも今はこのトランジットビザが使えるらしい。寝台列車で行くと到着が夜中(しかもウクライナの大都市で1人!怖) になるのと、陸路の国境越えのほうが出入国審査が面倒なのではないかという見解と、チケットが意外と手頃な価格(60ポンド 11000円程度)だったので、列車のチケットはビザ代だと思い、こっちを購入することに。

申し込み用紙と出入国のチケット、写真が揃ったら、サウスケンジントンにある大使館へ。
9時半からと書いてあったが9時から空いてた。確か申請時間は12時くらいまで。割とベラルーシ人の書類申請等で混み合う感じだったので、8時50分くらいに行くといいかも。
ピックアップは列を飛ばせるので楽。
ちゃんとこれらの書類が揃えば発行してくれる。日本人はなんと申請料タダ。国交が良いのだと思う。
これが終わると5日営業日で発行。私が行った時はなぜか翌日発行にしてくれた。

それが終わればロシアの旅行会社のロンドン支店に列車チケットを取りに行った。レシートをプリントアウトしただけではダメらしく、原本をロンドンかモスクワの支店でピックアップか、自宅まで郵送しないといけないとか。モスクワピックアップのが安かったが、ロンドンピックアップのほうが確実かつ、10ポンド程度だったのでそっちで申し込み。
ということで、空路でもトランジットビザ申請はアリみたいなのとあまり値段が変わらないし、移動も楽なので、このルートで行きたい方、空路で行くのをオススメします。電車のチケットはオンラインチケットのプリントアウトではダメな点から若干面倒。

とまあ、この二国のビザ申請に関してはこんんな感じ。
長期でロシア観光するならまだしも、たかが5日この二国を旅行するために結構な準備が必要だった事がお分かりいただけたかと思いますw 
でも、共産圏旅行好きな人/行ったとにかく国数を増やしたい、通常行きづらい国に行きたい人にとっては行きたいルートになるかと。
とりあえず、準備編はここまで。
次回は実際の旅行日記に入ります。




2015年1月2日金曜日

タイ、カンボジア、ベトナム旅行。


ベトナムのハノイを出てバンコクに戻ります。
タイ、カンボジア、ベトナムに二週間の旅行もそろそろ終わりに近づいてます。
バンコクからシェムリアップ、プノンペンに移動、ホーチミンからダナンとホイアン、そしてハノイに来て、今からバンコクに帰り一晩過ごして明日ロンドンに帰ります。
2日に一回移動していたので忙しい旅でしたが、アンコールワットやアジアの大都市、文化や政治、歴史の違いを見れて非常に面白い旅でした。
タイには過去に2回、4年前と9年前に行っているので想像ができたのだけれども、以前よりも凄い勢いで発展している様子が伺えました。
20世紀に他の周辺諸国に比べて、政治的な混乱が少なく、順調に経済発展を続けてきた感じで、今やバンコクは世界で二番目の観光都市で、ものすごい数の観光客をみました。
カンボジアに入ると物価が下がって、まだ古い設備や移動手段に頼っている環境でした。でもカンボジア人は親切で、一番観光ずれしていない印象。アンコールワットは素晴らしい遺跡的建造物で、わざわざ行く価値がありました。
バンコクからシェムリアップまで9時間、2500円くらいでいけました。
シェムリアップからプノンペンはボートで4000円くらい。6時間。
プノンペンの虐殺博物館等は行く価値があったと思います。恐ろしい歴史ですが、カンボジアの裏側の歴史を知るきっかけになりました。
プノンペンホーチミンはバスで移動。2500円くらい。ちょっとお金を払って快適なほうを選び、正確。
ベトナムの国内移動はlccを利用。vietnam jetで国内移動、二カ月前に予約で4500円くらい。ハノイ-バンコク間は7500円くらい。列車という手段もあるけど、ホーチミンからダナンに行くだけでも16時間かかる上、外国人価格が設定されてて、飛行機の値段とほとんど変わりがないので飛行機が吉。
割とタイトなスケジュールで回って色々みた感じだったけど、2週間で充分満喫しました。
ベトナムのホーチミンとハノイは大都市という感じでダイナミック。特にホーチミンは首都である為か、外国の企業がごっそり入ってきていてバブリーな雰囲気。ハノイも街が整備されてきていて豊かになってきている印象。
95年にアメリカと政治的に友好になってから、外国のものが急激に入ってきた様子。ここほんの20年でものすごい変貌を遂げたよう。古本屋で94年発行のベトナムの雑誌を買ったけど、昔の70年代のような印刷で、ものすごい古い雑誌のように感じた。そんな状況下の中から今のような現代化されつつある環境は結構凄い: 言いすぎかもしれないけど、白黒テレビがいきなりハイビジョンになったような感覚なんだろうかと想像する。
実際にベトナムに来るまで、私のベトナムのイメージは、ベトナム戦争のイメージで、ここまで発展した都市を想像していなかったのでびっくり。
未だ共産党一党主義の政権下であるのに、国際化された印象のある場所だった。
フランスの植民地だった事もあり、食べ物もフランス的なものが多かった。
過去の歴史的な関係からか、フランス人、アメリカ人の観光客を他の国に比べて多かったのも印象的。
ベトナム戦争の時に難民として先進国に移住した人たちがいる為か(ロンドンにもそういうコミュニティがある)小さい国でありながら、ベトナム人は世界中にコミュニティを持っているようで、そういうネットワークも色々生かしているんだろうなーと感じます。
ベトナムの観光地としては、ホイアンが一番面白かった。戦争があった関係か、大都市には東京のように古い建物があまり残っていない様子。
ホイアンは18世紀ころまで国際的な港町として使われていた街がそのままに残っていて、古いベトナムの建造物が見れる。本当に300年前の建物がそのままに残っているのだけど、ベトナム戦争の時に宮大工のような修理工を育てるシステムのようなものがなくなってしまったらしく、修復が遅れているのだとか。
カンボジアでも、ポルポト政権の時に弁護士を含む知識人を全員殺した関係と、昔の法律の資料も全部焼いた(!)とかで、昔の法的資料が残っていないらしい。。。恐ろしい現実。なので日本が法的整備を支援しているのだとか。
そんな事があるのかと驚きました。
ベトナムはホーチミン、ホイアン、ハノイと温度差が結構ありました。ホーチミンが28度の時にハノイが22度だったりと。
結論としては、アンコールワットやホイアン、ハロン湾等素晴らしい場所に行くことができたし、3国の違いを見ることができてとても面白かったです。タイは今の時期観光客で溢れかえっているので、タイまで飛んで、カンボジア、ベトナム方面に飛ぶのはアリです。