2014年12月26日金曜日

カンボジアにいます。

カンボジアにいます。
タイのバンコクから入って、陸路でシェムリアップとプノンペンに行って、今ベトナムのホーチミンシティーに向かう途中です。
70年代後半に、20世紀最悪と言われた3百万人規模の虐殺が行われたというカンボジア。キリングフィールドと虐殺博物館に昨日行ってきたのですが、その衝撃が未だに凄すぎて色々考えました。
今や都市部も新しいビルや道路も整備されて、一見平和に見えるこの国も、30年ほど前まで信じられない事が行われていたのだと思うと、よくここまで立ち直れたものだと感心するばかり。
三百万は大変な数!広島の原爆の被災者は11万規模だと覚えているけど、三百万はその30倍!人口の3ー4分の一は殺された計算になるのだとか。全国に300箇所ほど処刑施設がああって、そこで処刑されたらしい。しかも、ポルポト政権はそれを隠していて、近隣の人もそれを知らなかったらしい。北朝鮮の強制収容所に関するビデオを見たことあるけど、あれに近い感じなのだろうか。
ひやー: 西洋諸国からの独立、関係から間違った政権が敷かれてそんな悲劇が起こったのだろうけど、そう考えるとタイはそういった大きな政治的混乱はなかったから、他の近隣国と比べて経済も発展してるんだろうなあという印象。(とはいえ、クーデターが度々起こったり対王室関係の色々問題は起こっている様子だけど:)
カンボジアは中国みたいに、まだ共産党が大きな勢力を持っている様子で、街の所々にカンボジア人民党の集会所を見かける。逆に言えばそれ以外の党のポスター等見ない。
カンボジアは今は90%が仏教徒の国で、即位10年の若い国王も坊主姿だった。おそらく共産時代下で、宗教が弾圧されてたから(?だと思う)タイに比べて僧侶は少ない印象。でもお寺は結構ある印象。
もともと19世紀くらいまで今のカンボジアとタイ、南部ベトナムの一部はクメール王国という一つの国で、首都がプノンペン周辺、古くはアンコールワットの周辺にあったらしい。なるほど、どうりで建築様式がそっくりな訳だ。
そのため、カンボジア人はクメール人であることに誇りを持っていて、クメールカレーやらクメールバスやら色々なものにクメールという単語を使っている。
アンコールワットの宗教建築様が、ネパールでみた仏教のお寺の建築様式そっくりで、同じ文化圏であることに感動した。(厳密には、仏教でも、チベット系、大乗仏教系と宗派は違うんだろうけど) インドの北部から始まった仏教が、南はスリランカ、タイ、カンボジアのほうに流れて、北はネパール、中国、韓国を超えて日本に来た道筋が、今回カンボジアという、インドと中国の中間地点にに来たことで、なんとなく頭の中でつながった感じがする。
あと一つ、気づいたのは、カンボジアは80%くらい日本車で(そのうちの80%はトヨタ)、お金持ちは皆レクサスに乗っている!!こんなにレクサスを乗りまわしてる国初めてみた。下手したら日本よりレクサスを見る気が!
横にレクサスと大きく書いてる黒や銀のレクサスをよく見かける。お金持ちのステータスのよう。要は結構貧富の差が激しいようすです。

0 件のコメント:

コメントを投稿